10月11日をもって引退した村上義弘氏（48＝京都、写真左）の引退報告会が22日、向日町競輪のバンク内特設ステージで多くのファンが見守る中、行われた。村上氏は「引退してさっぱりした気分だったんですが、みなさん（ファン）の顔を見ると寂しさを感じます」と話した。選手仲間のビデオメッセージの後、登場した心の師匠と仰ぐ松本整氏（63＝45期・引退、同右）が姿を見せると「ここまで頑張ってこれたのは松本さんのおかげです」と万感の思いがこみ上げたのか涙を拭った。最後に「28年間ありがとうございました。みなさんの『魂の声援』のおかげで頑張れました。みなさんと一緒に競輪を応援したいと思います」と話し、思い出の詰まったバンクを後にした。